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山元町産 伊達むらさき    (金時草)


by tyama2001

東北福祉大学の宮林教授による教育講演「家族を亡くした後の心のケア」を山元町で開催しました

 (9月10日 13:30~15:00)

亘理山元まちおこし振興会主催、山元町教育委員会の協力のもと、山元町防災拠点・山下地域交流センター「つばめの杜ひだまりホール」において、東北福祉大学健康科学部 保健看護学科の宮林幸江(みやばやしさちえ)教授が、『「家族を亡くした後の心のケア」誰もがたどる4つの悲嘆とグリーフケアについて 』と題した講演を行いました。


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当会理事長 挨拶



グリーフgriefとは、人の死などによる深い悲しみ、嘆き、苦悩のことで、宮林教授は日本人のグリーフの特徴とそのケアについて、長年研究やケア活動に取り組んできました。

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グリーフの特徴について説明する宮林教授



山元町は東日本大震災時の津波被害により、突然親族や親しい友人・ペットを亡くした経験を有する方も多く、宮林教授はこれまでもグリーフケア活動を実践してきました。震災より10年が経過しても、死別悲嘆による苦しみが続いている方もいます。今回の講演テーマに対する関心も高く、当日は亘理・山元町地域住民48名が参加しました。



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宮林教授の長年の研究成果をもとに、死別体験後の経過が説明されました





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当会副理事長より閉会の辞


講演後の質疑応答では、参加者より「苦しんでいるのが自分だけではないとわかった。悲しむことや喪失感は、普通の反応なのだとわかった。」「グリーフケアの研究はいつ頃から始まったのか」など、の質問や感想が寄せられました。講演後のアンケート結果からも、良かった、非常に良かった合わせると80%を超え、聞けて良かった、納得されたような評価が多くみられました。やはり、悲しみながら悩んでいる人は少なくないように思います。

宮林教授には今後も同地域におけるグリーフケア活動や教育講演の機会を設けて頂く予定です。


by tyama2001 | 2022-09-14 21:52 | 亘理・山元ニュース