山元町産 伊達むらさき    (金時草)


by tyama2001

亘理と山元近辺の放射能[解説)

亘理山元付近の放射能分布の影響について

放射能の影響について読売新聞には次のような記事がありますので概略をのべます。

放射線の身体への影響は、どうなのか?
 過去の放射線事故のデータなどから、3シーベルトの強い放射線を浴び、何も治療を受けられないと、60日以内に約半数が死亡することがわかっている。
 長期的な影響で、唯一はっきりしているのは、広島・長崎の被爆者の健康状態を追跡したデータだ。1シーベルトの強い放射線を浴びた人は、がんを発症する確率が1・5倍高まる。
 被曝量が減るにつれて、がんの発症率は減る。100ミリ・シーベルト以下の被曝を受けた約3万人のうち、40年間にがんを発症した人は約4400人で、被曝をしていない人に比べ、約2%(81人)多かった。
  ただし、この差はわずかであり、100ミリ・シーベルト以下の低い線量の被曝でがんが増えるかは定かでなく、専門家の間でも議論が続く。健康に明らかな影響が出る恐れが出る目安が100ミリ・シーベルトとされているのは、こうした結果などからだ。
 人は日常でも、自然界に存在する放射線(年間平均約2・4ミリ・シーベルト)を浴びている。 現在、各地点で1時間あたりの放射線量を測定している。21日午後4時~5時の東京・新宿では、毎時0・125マイクロ・シーベルト。年あたりにすると1ミリシーベルトで世界の自然放射能平均よりも低いのは高いところが外国にあるためと思われる。(2011年3月22日 読売新聞)

以上のことをまとめると”積算して100ミリシーベルトの放射線を浴びると2パーセントの人ががんにかかる確率が増える”。また、1シーベルトの強い放射線を浴びた人は、がんを発症する確率が1・5倍高まる。

亘理山元付近の分布図を見よう。
名取の南に0.125マイクロシーベルト毎時のラインが見える。年にすると
2ミリシーベルトとなり自然放射能1ミリシーベルトを除くと原発からの放射能は1ミリシーベルトとと概算される。自然放射能と同じレベルである。
白石と角田線は0.5マイクロシーベルト毎時のラインがある。年間4ミリシーベルトで明らかに原発の影響である。20年間この放射能を浴び続けると80ミリシーベルトとなり100ミリシーベルトに近くなる。20年たつと2パーセントのがん患者が増加するレベルに近い。
原発50キロ圏内の相馬は年間8ミリシーベルトを示している。10年で80ミリシーベルトに達する。
30キロ圏内の南相馬は年間16ミリシーベルトを示しており、6年で100ミリシーベルト近くに達する。
しかし、恐るべきは幼児や子供への影響である。1シーベルト強の放射能を浴びると1.5倍の確率でがんを発症する人が増えるという結果である。南相馬の10歳以下の子供が80歳まで生きるとすると70年間で1シーベルト以上の放射能を浴びることになる。がんの発症率が50パーセント増えるという結果を医学は警告している可能性がある。ただ、本当のことは70年後でないと結論が出ない。


異常が医学的な基準をもとに推察できる影響であるが因果関係がはっきりしない事柄もあるようです。

私は11年前にウクライナ キエフ金属物理研究所のV.Pan 教授の招きでチェルノブイリ原発を見学しました。チェルノブイリとキエフはほぼ100キロで丁度仙台ー福島原発間と同じ位置です。教授の35歳くらいの太ったきれいな娘さんは歌手として活躍しておりましたが、原発事故後に突然声が出なくなり歌手生命を絶たれました。彼女はこれを原発事故のためと信じています。ちょうどチェルノブイリ事故の14年後でした。これと同様の因果関係のはっきりしない疾病が多く発生したと聞きました。

福島原発30キロ圏の南相馬市原町区在住の渡邊裕志氏は次のようにのべています。
”3月12日の原発事故以降、痰とと咳が3ヶ月つずき涙と目やにもまだ出ている。また4月のすえまで頭痛と難聴がつずき、下痢、軟便もある。これらは体が体内に取り込んだ放射能物質を体外に出そうとしているためだと思う。”(新聞 地方行政 331号 2011.7.17)
 
                                     山下 努 記

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by tyama2001 | 2011-08-19 08:51