町民健康文化講演会
2009年 09月 26日
NPO亘理山元まちおこし振興会
理 事 長 山下 努
今般、下記要領にて、地元山元町にお住まいの専門家の先生にお願いし、町民のための”健康にかんする講演会”を開催することと致しました。
今回は、我々が体調を崩すと、まずはおせわになる”医療・治療”に関して
「期待される医療とは・・・」
と題して講演をして頂くことになりました。
健康に関する質問も受け付けます。 多数の皆さんのご来場をお待ち申し上げております。
記
(1) 日 時 平成21年10月24日(土) 午後1;30~3;30
(2) 場 所 山元町中央公民館 2階会議室
(3) 演 題 「期待される医療とは・・・・」
(4) 講 師 東北大学名誉教授 医学博士
宮城病院名誉院長 岩崎祐三 先生
(5) その他 入場無料 (当日会場にて受付・先着順)
10分前までにはご入場下さい。
主催 NPO亘理山元まちおこし振興会
後援 山元町教育委員会
上記講演会に関するお問い合わせは下記へ。
電話 090-8259-7099主催者事務局 担当 岩佐まで。
岩崎祐三先生の自己紹介
国民の6人に1人が高額な保険料を払えないために健康保険に加入できないでいる米国に比べ、全ての国民が自己負担三割(低所得の高齢者は一割)で何時でも医療が受けられる我が国の健康保険制度は素晴らしいと言うべきであろう。しかし、現実には、医療制度、特に救急医療、出産、小児の医療体制に対する不満、医療に対する不信感はつのるばかりである。日本の医療の問題点の一つとして医師数の不足が強調されているが、医学部定員は過去50年間で2倍に増えており、この間の人口の増加率1.3倍をはるかにしのいでいる。実際、1965年から2002年の間に医師総数は11万から26万に増加しており、病院勤務医は4万から16万に増えている。物事は単純ではない。つまり、医師の絶対数が不足しているのではなく、今の医療体制、更に患者が求めている医療を行うための医師数が不足しているのです。
1961年に国民皆保険制度が導入され、それに安住していて話題にもならなかった医療の本質と医療制度の問題点について一緒に考えてみたいと思う。

岩崎先生近影