山元町産 伊達むらさき    (金時草)


by tyama2001

山元町真庭区古民家解体調査報告会開催!

平成25年11月30日 13:30~15:00 山元町中央公民館

山元町真庭区で一番古いといわれていた古民家の調査報告会を阿部和建築文化研究所主幹研究員   安井妙子氏をお招きして開催いたしました。

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牛もち柱上部のホゾに墨書がみつかり、建築年代がわかった。
文政六年癸未歳 真庭 六十才 平右衛門 二十六才 平吉
二月吉日 大工 三十八才 而作 兵太郎 と書かれていた。
よって190年前と判明。
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上棟のさいに使ったと見られる、矢羽根が2本が西面の屋根裏に収納されていた。
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復元構造模型(制作 一級建築士 作間幸子)を見ながら柱梁の構造を説明
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※建物の評価について

元文化庁建造物課長工学博士の宮澤智士氏の評価を報告書から転記させていただきました。

第8 東北における文化財建造物としての評価
阿部一二家住宅は、19世紀の文政六(1823)には建築工事をしていたことがはっきりとした。
柱、梁、桁など軸部の構造材に断面の大きな部材をふんだんに使っていることが特徴的である。
その構造形態は、上屋の周囲に下屋をめぐらす下屋構造であり、特に背面では下屋の背後にさらに孫下屋まで設けて室内に取り込んでいる。当主屋は、当初からの構造体を壊すような大きな改造はおこなっていないので、建物を建築当初の姿に復元して建築することが十分に可能である。
 建築当初の姿に復元すると、天井が張ってないので、建物全体にわたってその構造体と空間構成がよく見わたせる。この構造と空間は、東北の上層階級に属する民家の19世紀初頭、つまり日本建築史の時代区分による江戸後期の民家の特徴を遺憾なくあらわしており、東北を代表する民家の一棟であると考える。
 当住宅は現在解体の状況にあるが、近い将来の再建にさいしては、建物の特徴を充分に尊重し活かして、より高い価値のある文化財として評価されることを願っている。

以上のように高い評価をいただきました。
このような建物はこの地域の伝統的な建物であって大変貴重な宝物だと思います。
今後さらに復元活動に力を注いでまいりたいと考えております。

最後になりましたが、私どものこの活動にたいしてご資金的なご支援ご協力をお願い申し上げます。




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by tyama2001 | 2013-12-02 10:25 | 亘理・山元ニュース